無染庭(むぜんてい)枯山水
京都竜安寺の「枯山水」(水を用いず、石、白砂、植栽などで山水を表す庭園様式)を参考に造った。
志度寺縁起の海女の玉取物語をテーマに7個の石を配置し、真ん中の細い石と岩島(がんとう)で、
海女の上がった真珠島と淡海公が乗っている船をかたどっている。
庭には7個の石が置かれているが、見る場所によって、一つ又は、2つの石が隠れる仕組みになっていて、
海女が珠を乳房の中に隠したという物語を表現していると言われる。
京都竜安寺は、細川勝元創建と言われ、細川勝元は、室町幕府管領で、讃岐の守護でもあった。
宝徳2年(1450年)、平安時代の貴族德大寺家の山荘を、室町幕府の管領だった細川勝元が譲り受け、
妙心寺の義天を開山に招き創建された。